2025/3/29
_J.L-A.L_ 25SS
_J.L-A.L_ はJean-Luc Ambridge Lavelleが手掛けるロンドンを拠点とするブランド。2020年に機能的&独創的なウェアを製作したプロジェクトがきっかけとなり、ブランドを始動。Jean-Luc Ambridge Lavelle はGOLDWIN0の初代デザイナーを務めた経歴を持つなど、世界的に注目を集めています。彼は英国ゴールドスミス・カレッジでデザインを学んだ人物であり、肩書き自体はグラフィックデザイナーです。グラフィックから木工、スペキュラティブ・デザインなど、多種多様な表現手段でデザインを行っています。
ファッションに関してはシステムやパターン、カッティング等のほぼ全てを独学で勉強し、スキルとして身につけています。近年ではスポーツ、アウトドア、ファッションなど幅広い領域のブランドにデザインを提供。衣服のデザインに特化して開発されたソフトウェアであるCLOを用いて全ての衣服を製作しています。
_J.L-A.L_は技術革新にインスパイアされた、継続的な開発に重点を置くブランドであり、そのユニークなフォルムは既存のトレンドよりも実験的要素を優先した結果です。_J.L-A.L_の素材やスタイルの開発の指針は、シンプルな構造から快適性、機能性を生み出す自然の力からインスピレーションを受けています。_J.L-A.L_のデザインは最先端のテクノロジーを核としながら、デジタルを駆使したデザインと組み立ての即時性から生まれます。迅速な反復によってアイデアをルックに進化させる能力は、絶えず変化し続けるシェイプを生み出し、瞬時に新たなフォルムを作り出します。市場ではなくプロセスを重視する仕事を行うことで、デザイナーは職人であると同時に指揮者である事を示しています。
【25ss collection】
_J.L-A.L_ 25ss collectionは、歪みと洗練のブランドコードを通じて形作られた"地震形成"の視覚を提供しました。
大胆な質感と細かい質感の交互の関節を持つ層別。季節の変化をマークし、自然な探究によって形作られた複雑なレイヤードワードローブを提示しました。
大地にかかる大きな力。それは地震の原因となり、地層や岩盤が割れてずれた状態(断層)。それは"自然的"であるが、Jean-Luc Ambridge Lavelleは最先端技術(CLO)で"人為的"に変換しました。
付随して、大きな力の宿る自然現象を立体的なモノと解釈。それを平面的にする方法として"衣服"が最適だと考え、彼のデザインベースとなる3Dファッションソフトウェアで実現。
Jean-Luc Ambridge Lavelleの視覚に入るもの全ては、彼の独特なバーチャル空間に飛ばされ、新しい衣服として現実空間に戻ってくる。"それは視神経を通して脳に伝え、脳の視覚中枢がその情報を認識し、ようやく見た物体を理解できる" ぐらい当たり前に彼の中で処理されている様に感じます。
【Drift_Jacket】
Col. Shungite Black
Size. M & L
ダブルウールブレンドで作られ、控えめな洗練と構造化されたテクスチャー。トリムマークのディテールがテーラードシルエットを囲み、保護されたポケットがクリーンなラインを引き立てます。
【Drift_Trousers】
Col. Shungite Black
Size. S & M
ストレートレッグシルエットのトリムディテールを添えたボタンアップポケット仕様。ウエストから裾まで伸びるデザインは断層からインスパイアされた。
【Eon Jacket】
Col. Charcoal grey
Size. M & L
2層構造を特徴とする Eon Jacketは、透明な織りのチェック柄のシェル(防水透湿性素材)とライニングのナイロン生地を組み合わせています。斜めカットのポケットには巧妙なディテールが施され、コットンとシルクのブレンドと裏地のナイロンの質感が洗練されたバランスを生み出しています。
【Minno_Jacket】
Col. Shungite Black
Size. M & L
流れる縫い目のラインが特徴的で、独特なコントラストのパネル柄と_J.L-A.L_の服づくりのモットーである"シーズンレス素材"が身体を包みます。計算されたディテールが随所に構造化され、適応性のある1着を作り上げます。
【Mica_Bag】
Col. Graphite
Size. OS
流動的な輪郭と調節可能なストラップを融合し、多くの用途に活用できます。ポケットの入り口は控えめで、_J.L-A.L_の複雑な感覚と技術的ディテールに対するアプローチを反映しています。
【星の力と技術】
彼の持つ"敏感な思考"と"感覚性"は言わば能力。この星に眠る莫大な力に目を向け、最先端技術で作られる企画はどれもこれも時代を超越し、魂の宿る衣服になっている事は間違いない。
吾亦紅らしくないと言えばらしくもないが、彼の力強い生き様と思考回路に惚れたからこそ、取り扱いを続けているのだ。