SCANDAL×NANO universe SPECIAL COLLABORATION|NANO universe|

SCANDALは今年、バンド結成20周年を迎える。アルバム『ECHO』を5月にリリース。8月には通算4度目となる大阪城ホールのワンマンライブも控える。そんなタイミングで実現した、NANO UNIVERSEとのコラボレーション。そこで、これまでのバンド活動をたっぷりと振り返ってもらった。時の流れは平等とはいえ、光陰矢の如しと捉える人もいれば一日三秋と感じる人もいる。だからこそ、数字は無下にはできない。なぜなら、実感を運んでくれるからだ。さて、彼女たちは?
OUTER
SUNGLASSES
SPECIAL COLLABORATION ITEM

SPECIAL INTERVIEW
20年という月日を経て
改めて感じる周囲への感謝
SCANDALにとっての20年を振り返ると、控えめに言っても実に濃厚。のっけからインディーズチャートを賑わせ、全米6都市を巡るツアーに参戦。メジャーデビュー後は、毎年のようにシングルを発表し続け、アルバムのリリースは今回の『ECHO』を含め12枚を数える。武道館や大阪城ホールといった大箱でのワンマンライブや国内外のツアーを精力的に行いながら、自主レーベルも設立。ガールズバンドの同じメンバーによる活動最長記録としてギネスにも認定された。そんなバンド史を改めて振り返ってもらうと、各々の口をつくのは“感謝”の2文字である。
RINA まずは、こんなに大きい数字まで4人でたどり着けたことが嬉しいですね。数字が最近、いろんなきっかけを与えてくれるタイミングにもなっています。よく頑張ってきたなと思うし、長い間、自分たちのストーリーを楽しんでくださっているお客さんにも本当に感謝です。
MAMI バンドを組んだ当初はこれほど続くと思っていなくて。楽器とはなんぞや、というところから始まった4人でしたし、周りにバンド仲間や同じガールズバンドがいるわけでもなかったですから。でも今ではバンドの友達がたくさんできたりフェスに呼んでもらえたり、いろんなところでワンマンもできたり。振り返ると、いろんな方々に支えられてきたんだなっていうのを改めて実感します。
HARUNA 人生の半分以上を SCANDAL として過ごしてきたことはシンプルにすごいことですし、SCANDAL だからこそできたことがたくさんあります。こんなにもたくさん海外でライブできたり、ギネスの世界記録に認定されたりしたのは、メンバーにも世界中で応援してくれているファンの方にも恵まれてのこと。結成した当初に描ききれていない未来を今は過ごせていることに感謝しかないですし、よく頑張ってきたなという気持ちですね。
TOMOMI 私としては気づいたら20年経ったぐらいの感じ。ただ、初期の頃に好きになってくれたファンの子が大人になって子供を産み親子で来てくれたり、ちっちゃかったスタッフのお子さんに身長を抜かされたり。そういう景色を見させていただくと時が経ったんだなと感じます。
−バンドの足跡を振り返った時、MAMIとTOMOMIはあっという間だったと口にし、RINAとHARUNAはその時々によって感じ方が違うと話す。
ただ、総じて言えるのは言葉の節々に充実感を滲ませていることだ。
MAMI 20年やってきた実感はありますけど、みんなで合宿をしていた風景とか今でも鮮明に思い出せます。いろいろチャレンジして、うまくいくこともあったしいかないこともありましたけど、経験できてよかったと思えますね。立ち止まることがなかったから、“もう経っちゃったんだ”と感じるのかもしれません。
TOMOMI 私も体感はとても早かったです。バンド活動をしていると、数年先のスケジュールも見据えて動くので、そうなると本当にあっという間。小学校の6年間の方が長く感じます(笑)。
RINA 私は期間によってスピードの感じ方が違ったかなと。やっていることは似ているようで、毎年新しいことをちゃんとやってこられた。いい経験値を積んできたことで軽やかにクリアできることも増えていったし、いろいろ学びながら進んでくることができました。
HARUNA 私の中では年々早くなっています。自分たちのスタイルを見つけるまでに10年ぐらいかかっちゃったので、前半はわりと長く感じたけれど、ここ5年ぐらいは一瞬だったなと。
各々が考える印象深い出来事と楽曲とは
バンドとしてさまざまな経験を積んできた。そこには喜びと同時に苦難もあったことだろう。一冊の本にするならば、数多くの見出しがたつに違いない。中でも特に印象として強く残っていることを聞くと、回答にそれぞれのキャラクターが見え隠れする。
TOMOMI いっぱいありますけど、やっぱり初めて大阪城ホールに立った時ですかね。私たちの始まりはダンススクールなんですけど、そのスクールの校長先生が見にきてくれて、顔を見てすごい泣いちゃいました(笑)。「私たちが売れたらボロボロのスクールの壁を直してあげるね」という話はしていて、本当にそのタイミングで修繕したんです。それをずっと喜んでくれて。そういうのも含め記憶に残っていますね。
MAMI 私はメジャーデビューする前にやった初海外ツアーです。その経験でかなりメンタル的にも鍛えられました。日本ですらライブをしたこともない人間が、毎日ライブをやっては次の場所へ移動しての繰り返し。言葉もうまく伝わらないし、自分たちを表現するのに常に全力。でもそこで、パフォーマンスの土台が固まったなとは今でも思います。
HARUNA 私はやっぱり3回目の大阪城ホールですね。ずっと夢だった会場だし毎回緊張するんですけど、ちゃんと地に足ついた状態でライブができたという実感がもてました。今回は、それを超えるようなライブにしたいですね。
RINA 私もやっぱり最初の頃ですかね。小さな部屋で合宿したり、お金がなさすぎてパン屋さんにパンのミミをもらいに行ったりもしました。初めて私が一人暮らしをした時にみんなで集まって経験が浅いなりに曲を作ったり、大阪や名古屋へマネージャーさんの運転する車で移動したり。お客さんが 3人しか入らなかった時も ありました。なんでもないことが全部特別だったなってすごく思います。
さらに興味深いのは、20年のキャリアの中で重要だったと懐古する楽曲。それぞれ4人の挙げる曲はバラバラだったものの、その答えは腑に落ちるものばかりだ。
MAMI 私は『DEPARTURE』という曲です。自分たちで作詞・作曲をして、初めてバンドとしてフルで制作したシングルですね。めっちゃ偏見なんですけど、自分たちで曲を作らないとバンドじゃないじゃんみたいに尖っていた時期があって。ただ、たくさんの方に手伝っていただいてきたからこそという根本は忘れちゃいけないとは今でも思っています。
TOMOMI 私は『SCANDAL BABY』ですかね。ファーストアルバムの 1曲目で、シングルでもないんですけど、いつの間にかライブの鉄板曲になった。私たちの国歌みたいな存在で、ファンの人に育ててもらった大切な曲です。これから行けるところまで行こうという決意表明みたいな感じで歌詞を書いたんですけど、今はそんな意味を超越して、みんなで一つになれる曲ですね。
HARUNA やっぱりSCANDALとしては『瞬間センチメンタル』は欠かせないと思います。日本もそうですけど、海外のお客さんのギアが 1個上がる曲。自分たちもテンションが上がりますし、それをきっかけに日本語を覚えたり歌詞を覚えたりするファンを目の当たりにすると、本当に日本のアニメのパワーはすごいなと感じます。
RINA 『瞬間センチメンタル』をレコーディングした時って、歌詞を描き始めてまだ3、4年。素晴らしいレコーディングスタジオで一流のクリエイター陣に支えられながらプレイしましたけど、いかんせん技術がなくもうとにかくがむしゃら。まだまだ未熟だったと思いますけど、「上手、下手じゃなく今しかできない音が鳴っている」とその時、田鹿(ゆういち)さんやアレンジャーの川口(圭太)さんに言ってもらったのがすごく記憶に残っていて。その意味を、今は十分噛み締めています。
時を経ても薄れないメンバーへ
抱くリスペクト
歩んできた長い月日の間に、音楽業界や時代は大きく変化した。メンバーが変わるバンドも珍しくない。だからこそSCANDALの存在は際立って見える。その理由について話を振ると、絆の強さが浮き彫りになっていく。
MAMI みんなのことを理解して、さらにリスペクトがあるから続けてこられたのかなと思います。自分ができないことを補ってくれるのもそうですし、みんなでひとつのものを作る感覚が私の中ではすごく大切なので。
TOMOMI 諦めなかったことが大きいですね。バンドって一つの生命体みたいなところがあるので、みんなでそこまで行こうって決めたらみんなでそこに行く。私たち、真面目なんです(笑)。
HARUNA それぞれ 4人とも全然違う人間なので、一人一人を理解する、尊重するに尽きます。バンドとなると、誰かが前に出るみたいなこともありえますけど、私たちはみんなが曲を作るし詞も書く。MAMIがボーカルをとる曲でシングルを出してみるとか、そういう柔軟さがあるのも大きいと思います。
RINA この4人だったら何か面白いことができそうという予感や希望がいつもありました。それがなぜか20年間消えなかった。おそらく、日々みんながずっとSCANDALであり続けることを選んで生きてきたからだと思います。一緒に面白がってついてきてくれる仲間を見つけられたのは幸運でした。
そして今回、NANO UNIVERSEとのコラボレーションアイテムを製作。その出来栄えにメンバー全員がご満悦だ。
TOMOMI いつものグッズで作る洋服とは違うなという感じです。ちゃんとお洋服になってる(笑)。
RINA こんなファッション要素の強いアイテムを作れるっていうのは、コラボレーションがないとできなかったことだと思います。すごく可愛くてオシャレに仕上がりましたよね。
MAMI 自分たちのビジュアルをグッズにしてこなかったから、ファンの方は喜んでくれると思いますね。自分たちで写真は厳選しましたし、中には世に出てないのもあったりするので。
TOMOMI 楽屋と舞台袖と本番 。ストーリー性のあるデザインだよね。
MAMI それに、自分たちが着ることで、ファンの皆さんや手に取ってくれる方に着こなしを提案できるのもコラボの意味があるなと私は思います。
HARUNA 自分たちが写っているデザインですけど、ちゃんと普段からも着られそうな仕上がりになっているのは、NANOさんとのコラボのおかげだなと思うので、ご一緒できて嬉しかったですね。
目前に迫る大阪城ホールでのワンマンライブ。HARUNAいわく「この1年、ずっと大阪城ホールのことを考えていろいろ活動してきた」だけに、特別な日になることは間違いない。「できる限りいろんな時代の曲をアーカイブ的にセットリストにしてみた」というTOMOMIの言葉や、「終始楽しくハッピーにやりたい」というMAMIの言葉からも期待感はいっそう高まる。しかも、当日はRINAのバースデー。「きっと人生の中でも記憶に残る日になる」と本人も気合十分だ。そんな彼女たちの勇姿を、当日、ぜひともその目に焼き付けたい。
Information
大阪ルクアイーレ店では、限定デザインのTシャツと
限定カラーのコーチジャケットを発売。
POPUP SCHEDULE
ナノ・ユニバース 渋谷神南店:7月17日~7月26日
ナノ・ユニバース 名古屋ラシック店:8月7日~8月16日
ナノ・ユニバース 大阪ルクアイーレ店:8月20日~8月30日
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TOPS
6,600
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11,000
PROFILE
SCANDAL
2006年大阪で結成。2008年「DOLL 」でメジャーデビュー。
翌年には「少女S」でレコード大賞新人賞を受賞。国内外問わずに多くのフォロワーを持ち、世界中でコンサートを行っている。
近年ではファッションアイコンとしても注目を集め、自身のアパレルブランド「FEED BACK」をプロデュース。2019年にプライベートレーベル“her”を設立。2023年8月21日には「同一メンバーによる最長活動ロックバンド(女性)」としてギネス世界記録に認定される等、名実ともに日本を代表するガールズバンド。