1900年代初頭から1960 年代にかけて、米国のポストマン(郵便達員)用に製造されていた
メールバッグをベースにした、VASCO定番レザーショルダーバッグにスタッズアートワークを打ち込んだLIMITED ITEM。
こちらのバッグに使用されている「ラフアウトレザー」は、革を漉いた際に出来る床革のことで、
通称“ニベ革”とも呼ばれるものです。ニベ革は、通常は表面となる銀面を薄く剥がした状態なので、
両面共にスウェード状(ラフアウト)となっています。そこにしっかりとオイルを含ませ、
更に表面に焦がし加工等の様々な工程を加えることで、VASCO独自の素材として生まれ変わらせています。
ニベ革には血筋(血管の線)やシワ・小傷が多く、厚みに不均一な箇所があるため、
通常は廃棄されることが多いのですが、こちらはその自然な風合いをあえてそのまま活かすことで、
ワイルドでヴィンテージライクな表情に仕上げています。
【vasco/ヴァスコ】
「旅の道具」というコンセプトの元、バッグ・革小物を製作するハンドメイドレザーブランド「vasco(ヴァスコ)」。
旅の道具とは、淘汰されていくなかで残り続けるものという意味を込められており、
時代に左右されずいつまでも愛用していただけるようなレザーアイテムを創造しております。
大航海時代、新しい大陸を開拓した、偉大な航海者であり探検家vasco da gama(ヴァスコ ダ ガマ)。
古の旅人が生涯をかけて挑戦し続けた、飽くなき挑戦精神をモノづくりに反映させたい
という思いを込め『vasco』と命名されております。
【Schott/ショット】
ライダースジャケットの代名詞ともいえるSchottの歴史は、1913年、ニューヨークでアーヴィン・ショット、ジャック・ショットの兄弟によって始まった。
当初はレインコートを作る工場だったが、1928年に世界で初めてフロントジッパーを採用したライダースジャケット「Perfecto」シリーズを発売。
ボタン仕様しかなかった当時、画期的なジャケットとして話題となり、その後のライダース史に大きな影響を与えた。
そして、Schottの名を世界に知らしめたのが50年代に発表された星型のスタッズをエポレットに配した伝説のモデル"ワンスター"だ。
ラモーンズやセックスピストルズをはじめ、多くのアーティストやモーターサイクリストに支持され、時代を超えた永遠の定番として今なお多くの人々を魅了する。
最近では定番モデルだけでなく、カジュアルラインも充実させるなど、常に時代に合わせて進化を遂げる革新性も忘れない。
ライダースの歴史は永遠にSchottとともにある。