CPH/@420 TC TWILL HUNTING/420TC ツイル ハンチング
これまでCPHのハンチング・キャスケットではコットン100%のツイル素材を定番生地として使用してきました。しかし2021FWよりコットン素材を止め、TC(ポリエステル・コットン)素材で展開していきます。
?生地について
これまで数多くの帽子を販売する中で、店頭で聞かれるのは洗濯方法でした。今まで使用していたコットン100%の生地ですと洗濯後にシワになりアイロンがけが必要となります。しかしアイロンがある家は多いとは考えにくいのが現実です。また例えアイロンがあっても立体的な帽子にシワなく アイロンがけするのは至難の技だと考えます。
そこで目をつけたのがT/C素材です。このT/C素材は通気性・吸水性に優れ肌触りがよく静電気も発生しにくいコットンに、シワになりにくく乾きが早いポリエステルを組み合わせたハイブリッドな繊維。一昔前では化繊が入ったテカリを感じる生地というのはメンズの中では敬遠されて来ました。しかし現在のT/C生地はコットン100%の生地と見分けがつく事なく、ハンチング・キャスケットに必要なハリとコシを備えた最適な生地だという答えに至りました。
今回T/C素材と言う現代のアイデアで表生地を選ぶのであれば、裏地に関しても現代ならではのチョイスで「蒸れ」と言うストレスを軽減出来るかと思っております。
コットン100%の帽子ですとどうしても洗濯後にサイズの縮みや型崩れなどの問題が発生しますが、今回の変更によりその問題は起こる事はないでしょう。これからは買った状態のままの帽子をずっとご愛用できる事と考えております。
CPHのハンチングなのかでも一番小さなシルエットが特徴の420型ハンチング。昔の日本では鳥打ち帽と言われ、漢字のごとく狩猟用帽子として生まれました。現在では様々な切り替えで構成されるハンチングがありますが、この切り替えが最もベーシックな形で、フラットトップ、モナコハンチングなどとも言われています。
型紙では吸収しきれないブリム先端内側にはウレタンを仕込むことにより無理なく自然なボリュームを確保しています。また少しだけ後部を深く作る事により被った時の安心感をプラスしました。
正統派のハンチングとして「基本」に沿って製作したコンパクトハンチングは当たり前に普通です。でもその中には細かい拘りが沢山詰まったCPHのベースとなるハンチングです。
※こちらの商品にはサイズ調節が可能なアジャスターが帽子の内側に内蔵されております。これにより表記サイズより2~3cm小さくする事が可能です。